

こんにちは。ラウです。ご訪問ありがとうございます。
今回は、「副業で100名以上が年商1億円超え」と謳っている、正田哲也氏の「Amazonビジネス大全」について掘り下げていきたいと思います。
実践者の売上が3ヶ月で30倍の月商3000万円に到達したという「長期的に安定したビジネスをECで始める方法がわかる?」ウェビナーの案内が私のところに届きました。
ウェビナー講師の正田哲也氏についてネットで検索してみると、どうやらAmazonビジネスを営んでおられる方のようです。
私は、Amazonビジネスについて何も知らなかったので、
- そもそもAmazonビジネスって何?
- なんでアメリカなんだろう?
- 初心者でもできるの?
という疑問が湧いてきました。
また、ウェビナーの案内には「副業で約2年で年商2億円を達成!」と書かれていましたが、「そんな夢のような話、本当なの?」とも感じたのです。
ウェビナーで説明された正田氏の「Amazonビジネス」とは、
「日本の商品を北米のAmazonで販売する」
というビジネスで、いわゆる「Amazon輸出ビジネス」でした。
この記事では、私がウェビナーで学んだことに加えて、
- Amazon輸出ビジネスとは?
- Amazon輸出のメリットとデメリットとは?
- 初心者が気を付けたい注意点
- 「Amazonビジネス大全」で学べるノウハウ
などについても言及していきたいと思います。
最後まで読んでくださいね。
正田哲也氏ってどんな人?
正田哲也氏は、大学卒業後、三和銀行(現三菱UFJ銀行) に入行し、大阪の営業店を経て、本部IT企画、開発部門にて15年間にわたりIT企画・開発プロジェクトを推進していたそうです。
経済・金融のプロなんですね。
退職後に、世界中のAmazonの商品価格差を検出するシステム”エクスタ”を開発して「Amazon輸出ビジネス」を開始し、1年間で売上4億円を達成されたとか。
起業支援を目的とした社団法人を立ち上げ、2,000人以上を指導した経験をお持ちです。
また、正田哲也氏は、米国プロジェクトマネジメント資格(PMP)、日本テクニカルアナリスト協会認定資格(CMTA)、MBA(経営学修士)、Google認定 Data Analysis資格など、データ分析などの資格も取得しておられます。
「Amazonビジネス大全」ウェビナーの内容は?
それでは、ウェビナーの内容を細かく見ていきましょう。
なんで“アメリカ”なの?
商品を販売するだけなら、もちろん日本国内でも可能です。
なのに、なぜアメリカへの輸出ビジネスを行うのでしょうか?
「円安の今は輸出のチャンス」とも言われます。
日本では物価の上昇に賃金の上昇が追いついておらず、GDPもずっと横ばいですが、アメリカではトランプ政権が減税や経済活性化策を推進して国内の景気を押し上げたため、アメリカの消費者の購買意欲は高まっています。
売り上げが増加する余地が大きいのは、日本市場よりもアメリカ市場であることは言うまでもありません。
また、日本の製品はその高い品質で海外でも人気ですが、正田氏によれば、海外では日本国内に比べて日本製品が手に入りにくいため、海外の方が概ね高い価格で販売されるそうです。
さらに、日本で商品を販売した場合は消費税として預かっている10%を国に納付しなければなりませんが、輸出取引を行った場合には、消費税が免除されます。
国内取引では消費税(国税)と地方消費税の合計10%(軽減税率は8%)の消費税がかかります。しかし、輸出取引を行った場合には、消費税が免除されます。
引用元:「輸出時の消費税:日本」(日本貿易振興機構)
つまり、国内で販売するよりも海外で販売した方が税金面で優遇されるのです。
なんで“Amazon”なの?
一言で言えば、「Amazon市場の売り上げがとんでもない金額だから」です。
Amazon全体の2024年の売上高(連結業績)は約6380億万ドル(1ドル=151円で換算した場合、約96兆円)に達しました。


上記のグラフから、Amazonの売上高は右肩上がりに成長しており、今後も成長が見込まれることもわかります。
一方、日本の2024年度(令和6年補正予算)の税収は73兆円を超え、過去最高でした。


つまり、Amazonの売上高は日本の税収を超えているんです!
また、正田氏によれば、米国小売2強の1つ(もう1つはAmazonです)、ウォルマートのECサイトの購入率は2.6%なのに対し、Amazonではなんと15%なのだそうです。
Amazonは売上高も購入率も高いECサイトなのです。
さらに、楽天やメルカリなどで商品を販売する場合は注文ごとに梱包・発送をしなければならないのですが、Amazonでは、梱包・発送してAmazonの倉庫に入れてしまえば、個々のお客様への配送やカスタマー対応はAmazonが担当してくれるのもメリットの1つです。
そして、Amazonでは「相乗り」という方法を使って、すでにAmazonに登録されている商品ページに、他の人も同じ商品を出品することができます。
イメージとしては、誰かが作った立派な売り場(商品ページ)に、自分の商品を並べて一緒に売らせてもらうような感じです。
この方法なら、自分でゼロから商品ページを作らなくてもすぐに販売を始めることができます。(ECサイトによっては商品ページを毎回自分で作成しなければならないところもあります)
ただし、他の出品者と価格や配送スピードで競争になることもあります。
次の画像の青線部分には「Other sellers on Amazon」(Amazonジャパンでは「Amazonの他の出品者」)と表示されていますが、これは、複数の出品者がこの商品を出品している場合に表示されます。


つまり、この商品を販売している業者は「相乗り」しているのですね。
「Add to Cart」(Amazonジャパンでは「カートに入れる」)か「Buy Now」(Amazonジャパンでは「今すぐ買う」)をクリックすると、赤線部分の「Sold by」(Amazonジャパンでは「販売元」)欄に表示されている出品者の商品を購入することになります。
この「Sold by」には、出品者が順繰りに入るのだそうです。
青線の右下にある「>」をクリックすると出品者一覧が表示され、そこから商品を買うこともできますが、やはり「Add to Cart」か「Buy Now」をクリックして購入する人が圧倒的に多いのだとか。
つまり、「Sold by」欄に自分の名前が表示されないと、自分の商品が売れないのです。
正田氏は、この「Sold by」欄に入る割合(カート獲得率)を高めるノウハウをご存知で、それによって販売効率が上がる、ということでした。
このような仕組みを使って、日本の問屋から仕入れた商品を北米Amazonで販売するAmazonビジネスを教えてくれるのが、正田氏のオンラインスクール「Amazonビジネス大全」です。
「Amazonビジネス大全」の内容は?
それでは、正田氏のスクール「Amazonビジネス大全」の内容を細かく見ていきましょう。
正田氏の教えるAmazonビジネスは、
商品選定
↓
仕入れ
↓
発送
↓
(プロモーション:自身/自社のサイトの作成、広告など)
↓
販売管理
の各フェーズに分けることができ、簡単なPC操作や電話などができれば誰でも始められるそうです。
「Amazonビジネス大全」では、
- Amazonビジネスの各フェーズで必要なスキル・作業についての講義動画(100本以上)
- 商品選定用ツールや利益計算シートなどのテンプレート集
- 問屋との交渉マニュアル
- 専用グループチャット
- 月1回のZOOMライブセミナー(録画あり)
が用意されています。
売り上げを上げるには「売れる商品」を売らなければなりません(商品の選択を間違えると赤字になることは言うまでもありません)が、「Amazonビジネス大全」では商品選定用ツールが用意されているので、商品を1個1個見て探す必要はないそうです。
また、北米Amazonで商品を売るためには
- 北米Amazonへのアカウント登録
- クレジットカード(Amazon利用料などの支払いのため)
が必要になります。
ここで、「北米Amazonで商品を販売するには英語が必要なんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
正田氏によれば、セラーセントラル(Amazon内で商品を販売するための管理画面)が日本語に対応しているので英語のスキルはほぼ必要なく、アカウント作成などの動画マニュアルも用意されているそうです。
Amazonから書類の提出を求められることも偶にあるそうですが、その依頼もメールで来るので機械翻訳サイトを使えば良い、とのこと。
Amazonの管理画面が日本語に対応しているのなら、アカウント開設は初心者でもできそうですね。
問題は、「問屋からの商品の仕入れ」です。
一般的に、問屋は「小売販売価格の6割前後の値段」で商品を卸しています。
これは、安く売る代わりに大量に売る「薄利多売」のビジネスモデルが前提だからです。
そのため、問屋には「最低発注数」が設定されていることがほとんどです。
たとえば、「この商品は最低100個から販売します」といった具合。
つまり、問屋と取引を開始するには、まとまった発注ができるだけの資金力と信用力が必要になります。
特に、問屋側も「この人は支払い能力があるのか?」という視点で判断するため、「自分は初心者ではなく小売のプロである」「支払い能力がある」と認めてもらう必要があるわけです。
もちろん、「Amazonビジネス大全」には問屋との交渉マニュアルが用意されていますが、 実際には地道なやり取りや交渉が求められます。
さらに、商品を仕入れるためには当然お金が必要です。
Amazonビジネスでの収益は
売上-仕入れ値-諸費用(送料や関税、Amazon利用料など)=収益
で計算できますが、仕入れ値は売上の50~60%、諸費用は20~30%、収益は10~20%だそうです。
たとえば、売上が100万円の場合、
100万円(売上)-60万円(仕入れ値)-30万円(諸費用)=10万円(収益)
となります。
つまり、10万円の収益を得るためには商品を60万円分仕入れる必要があります。
この金額は、初期投資として小さい金額とは言い難いでしょう。
また、収益を増やすには多額の仕入れが必要になります。
正田氏によれば、個人でも政策金融公庫からの融資を受けられるそうですが、借金のリスクに抵抗がある人もいらっしゃると思います。
そもそも、商品を仕入れてから売れるまでにはタイムラグが発生するので、すぐに収入が得られるわけではありません。
スクールの実績紹介例には1年ぐらいで月商300万円や700万円を達成した方々が掲載されていますが、「月商=収益」ではなく、「収益=月商の10~20%」である点に注意が必要です。
月商300万円では月30~60万円(300万円の10~20%)の利益を得られるかもしれませんが、そのためには月150~180万円(300万円の50~60%)を仕入れて商品在庫を抱えるというリスクが発生します。
そして、為替レートや景気の変動、Amazonの仕様変更など、予期しない変化が起こり得ることも心得ておいた方がよいでしょう。
Amazon輸出ビジネスのメリットとデメリットとは?
「Amazonビジネス大全」で紹介されているビジネスモデルは、日本の商品をアメリカのAmazonで販売する、いわゆる「Amazon輸出ビジネス」です。
最初こそ「私にはAmazon輸出ビジネスって無理、怖い!」と思ったものの、ビジネスの仕組みそのものはシンプルだとわかりました。
でも、どんなビジネスにもメリットとデメリットはつきもの。
Amazon輸出ビジネスには、次のようなメリットがあります。
- 日本製品は需要が高く、現地での販売価格も高めである
- 税制上の優遇措置が受けられる(仕入れ時の消費税分が後から還付される)
- 在庫管理・発送・カスタマー対応をAmazonが代行してくれる
- 英語ができなくても取り組める
しかし、Amazon輸出ビジネスには、
- ある程度の初期資金が必要(たとえば、60万円の仕入れで10万円の利益が出る)
- 他の出品者と同じ商品を売るため、価格競争になる可能性がある
- 商品の選定がカギ(仕入れミスは赤字リスク)
- 「売上=利益」ではない
というデメリットもあります。
利益率は10%前後なので、売上が300万円あっても手残りは30万円に減ってしまう点は注意が必要です。
しかも、300万円の売上を作るために180万円前後の仕入れをしていることも忘れてはいけません。
つまり、「月商=手元に残るお金」ではないという点は、初心者が見落としやすいポイントです。
Amazon輸出ビジネスは確かにチャンスのあるモデルですが、リターンの裏にはリスクや初期投資の重さがあることも、しっかり理解しておく必要があります。
「Amazonビジネス大全」の口コミ・評判
ネットやX(旧Twitter)を検索してみましたが、残念ながら、「Amazonビジネス大全」のコレといった口コミを見つけることはできませんでした。
ですが、正田氏が過去に提供していた「正田式・Amazon輸出塾」や「Amazon輸出アカデミー」について、
日本の商品を米国のAmazonに出品して、売れてから日本のAmazonで仕入れて輸出するという、無在庫通販ができる夢のような「正田式・Amazon輸出塾」(入塾費用20万円なり)のセミナー(6000円なり)に、本日、出席しました。
で、実践者さんの質疑応答や、周囲の塾生さんたちと会話した結果、僕にはこれにお付き合いしている暇はないと判断して、20万円も支払ったのにもかかわらず、1回ポッキリで撤収、つまり辞めることにしました。
正田塾を辞めることにした最大の理由は、労力に見合う利益が得られないと判断したからです。
引用元:https://ameblo.jp/aklove5/entry-11859949643.html
正田哲也シンガポール案件は評判悪い「Amazon輸出アカデミー」 そのオファーのビジネスは「Amazon輸出」のようです。
引用元:https://x.com/Comat747/status/732179644280082432
「初心者でも簡単にできる」と謳っていますが、
マニュアルの記載内容が難しく初心者には厳しいと思います。
引用元:https://brch14.com/2016/06/04/amazon%E8%BC%B8%E5%87%BA%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%80%80%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE/
という口コミがありました。
正田氏が過去に提供していたAmazon輸出スクールの評判はあまり良くなかったみたいですね。
今回の「Amazonビジネス大全」は、過去のネガティブ要素をどこまで払拭できているか?が参加を見極めるポイントになるでしょう。
ウェビナーでは視聴者からの質問に1つ1つ丁寧に対応されていましたし、個人的にはスクールのネガティブ要素は感じませんでしたが、Amazon輸出ビジネスそのものが持つデメリットは見過ごせないと感じたので、今回は正田氏のスクールには参加しないでおきました。
何か情報を知っている人はコメントで教えてくださいね!
まとめ
正田哲也氏の「Amazonビジネス大全」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
正田氏が手がける「Amazonビジネス大全」は、日本で仕入れた商品を北米Amazonで販売するというビジネスでした。
このAmazon輸出ビジネスで成果を出せるかどうかは、
- Amazonの「Sold by」(Amazonジャパンでは「販売者」)欄に入ること
- 売れ筋の商品を見つけて、問屋から安く仕入れること
がポイントになるでしょう。
この2つがクリアできれば、
- 日本製品は需要が高く、現地での販売価格も高めである
- 仕入れ値よりも高い価格で販売可能である
- 税制上の優遇措置が受けられる
- 在庫管理・発送・カスタマー対応をAmazonが代行してくれる
という恩恵を受けられると思います。
ですが、Amazon輸出ビジネスには、
- ある程度の初期資金が必要
- 他の出品者と同じ商品を売るため、価格競争になる可能性がある
- 商品の選定がカギ(仕入れミスは赤字リスク)
- 「売上=利益」ではない
というデメリットもありますよね。
ですので、
- 「すぐに楽して稼ぎたい」と思っている方
- 初期投資ゼロで始めたい方
- 在庫を抱えるリスクが気になる方
にはお勧めしません。
- コツコツと地道に続けられる方
- データや数字を見るのが苦ではない方
- 問屋との交渉など、必要なときは自分から動ける方
には向いているのではないかと思います。
- ある程度の初期資金が必要
- 他の出品者と同じ商品を売るため、価格競争になる可能性がある
- 問屋との交渉や仕入れが必要
など、デメリットが大きいと感じる人には、
- 少ない初期資金でスタートできる
- ライバルと価格競争をしなくてよい
- 仕入れや在庫を抱える必要がない
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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